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●3択式10問 解答・解説付き |
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管理栄養士さんメッセージ
炭水化物は脳や体の主要なエネルギー源となっていて、集中力維持、疲労回復、筋肉の分解防止に必須の栄養素です。
不足すると集中力低下やエネルギー不足、慢性的な疲労につながります。
ただし、余った炭水化物は中性脂肪に変化し、肥満の原因となるため、それぞれの体格、運動量に合った摂取量が大切です。

1.炭水化物の基礎知識

炭水化物の役割
3大栄養素である炭水化物・タンパク質・ 脂質の中で、最も効率よく、一番最初にエネルギーになるのは炭水化物で、1g当たり4Kcalのエネルギーを発生する最も重要なエネルギー源です。
厚生労働省では、健康的な生活を送る上で、1日に必要なエネルギー(カロリー)を食事で摂取するバランスとして次を目標としてあげています。

💥 50〜65% 炭水化物から
💥 20〜30% 脂質から
💥 13〜20% タンパク質から
➊ 摂取すべき栄養素からのエネルギーバランス ➋ 炭水化物 ➌ 脂質 ➍ タンパク質
炭水化物は、人によって必要量が大きく異なることから推奨される必要摂取量は設定されておらず、上記の必要なエネルギーを産出する栄養素のバランスが目標値となっています

炭水化物は、糖質と食物繊維から構成されますが、糖質は体内でブドウ糖に分解され、全身のエネルギー源になります。
特に脳は、ブドウ糖を主要なエネルギー源としているため、炭水化物が不足すると判断力や集中力の低下につながります。
➊ ブドウ糖 ➋ 炭水化物(糖質)
ただし、糖質は重要なエネルギー源ですが、余ったブドウ糖は、肝臓で中性脂肪に合成され、皮下脂肪や内臓脂肪として体内に蓄えられ、肥満や生活習慣病の原因ともなります。
➊ 炭水化物(糖質) ➋ ブドウ糖 ➌ 脂質 ➍ 脂肪酸 ➎ エネルギー ➏ 余り ➐ 中性脂肪 ➑ 皮下脂肪・内臓脂肪 ➒ 血液ドロドロ
一方、食物繊維は消化・吸収されないため、0カロリーですが、体の調子を整える様ざまな機能があります。
糖類は、砂糖・ブドウ糖など甘味の元となるもので、カロリーが高く、すぐに吸収されてエネルギーとなります。
炭水化物の種類

➊ 炭水化物 ➋ 食物繊維 ➌ 糖質 ➍ 多糖類(デンプン・オリゴ糖など) ➎ 糖アルコール ➏ その他(合成・天然甘味料) ➐ 糖類 ➑ 二糖類(砂糖など) ➒ 二糖類(ブドウとなど)
『糖質ゼロ』『糖類ゼロ』とは?

糖類は糖質の一部であり、「糖類ゼロ」でも甘味料として糖類の代わりに糖アルコール等の『糖質』が使われています。
つまり「糖類ゼロ」であってもカロリーが極端に低いというわけではありません。
ダイエットなどで考えた場合、ビールやチューハイなどのアルコール飲料では、アルコールそのものは体に蓄積されませんが、高カロリーで直ぐにエネルギーとなるアルコールによって糖質や脂質がエネルギー源として使われるのが後回しになり、中性脂肪として体に蓄積される原因となります。
つまり、『糖類ゼロ』「糖質ゼロ」などの表示の意味を理解した上で全体のバランスを考えた 飲食を実践することが求められています。
💥「糖質ゼロ」 100g当たり(飲料の場合は100ml当たり)糖質が0.5g未満
💥「糖類ゼロ」 100g当たり(飲料の場合は100ml当たり)糖類が0.5g未満
💥「糖質オフ」 明確な基準はなく、販売者が責任を持ち、科学的根拠に基づいて表示
💥「カロリーゼロ」 100g当たり(飲料の場合は100ml当たり)カロリーが5kcal未満
💥「カロリーオフ」 100g当たりのカロリーを40kcal
(飲料の場合は100ml当たり20kcal)以上低減していて、かつ低減カロリーの割合が25%以上
GI値とは?
GI(グリセミック・インデックス)値とは、血糖値の上昇スピードを数値化しものです。
食事をすると、炭水化物は体の中でブドウ糖になり血液中を流れます。(血糖値の上昇)
血糖値が上昇すると、インスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンは、血糖値を下げるために、糖を脂肪に変えて、肝臓から体に取り込み、又、脂肪の分解を抑制します。
つまり、急激な血糖値の上昇は、肥満の原因になるということです。
このインスリンの分泌を抑えるには、血糖値の上昇をゆるやかにすることがポイントになります。
その目安となるのが「GI値」です。
食事において、摂取するカロリーの量が大切ですが、GI値を意識することも重要です。
GI値は、食品に含まれる食物繊維の量に関係しているとされ、又、油・酢・牛乳などによっても数値を下げることができると言われています。

GI値 = 食後の血糖値 = 脂肪として体に蓄積しやすい度合い

「カロリー」と「GI値」の両方が大切
GI値の上昇をゆるかやにする食べ方
ベジファースト
※ 食物繊維の豊富な野菜やキノコ類を最初に食べると効果的です。
よく噛んで食べる
※ 消化吸収のスピードが遅くなります。
食規則正しく食べる
※ 血糖値が安定します。

2.炭水化物の基本情報

各食品の炭水化物含有量とエネルギー
| 食品名 | 含有量 | エネルギー | 食品名 | 含有量 | エネルギー |
| ごはん 茶碗1杯150g |
54.2g | 252Kcal | おかゆ 茶碗1杯200g |
31.4g | 142Kcal |
| 食パン 6枚切り1枚50g |
23.4g | 132Kcal | ロールパン 1個30g |
14.6g | 95Kcal |
| うどん [ゆで冷凍]1玉200g |
43.2g | 210Kcal | そうめん・ひやむぎ [乾]1人前100g | 72.7g | 356Kcal |
| スパゲティ [乾]1人前100g |
73.9g | 379Kcal | 緑豆はるさめ [乾]1人前30g |
26.3g | 356Kcal |
| カップラーメン [1食75~135g] |
46.2 ~82.9g |
334 ~600Kcal |
カップ焼きそば [1食120~170g] |
70.3 ~99.6g |
300 ~780Kcal |
| インスタント袋麺 [1食85~110g] |
375~450Kcal ノンフライ▲約100Kcal |
も ち 1個50g |
25.4g | 117Kcal | |
| ピラフ [冷凍]1食分250g |
75.3g | 403Kcal | ミックスピザ [冷凍]1枚100g |
32.6g | 239Kcal |
| お好み焼き [冷凍]1枚300g |
50.0g | 245Kcal | チヂミ 1枚120g |
32.7g | 208Kcal |
| コーンフレーク 1食分40g |
33.4g | 152Kcal | ホットケーキミックス 1枚分50g |
37.2g | 173Kcal |
| あんパン 1個50g |
25.0g | 140Kcal | メロンパン 1個100g |
59.9g | 366Kcal |
| どら焼 1個60g |
35.2g | 170Kcal | 肉まん | 43.5g | 260Kcal |
| ポテトチップス | 54.7g | 554Kcal | ビスケット [ソフト] |
62.6g | 522Kcal |
| 日本酒 1合180ml |
8.5g | 191Kcal | ワイン赤 グラス120ml |
1.8g | 88Kcal |
| ビール 缶350ml |
10.9g | 140Kcal | ウィスキー 水割り2:8 350ml |
0 | 144Kcal |
| 木綿豆腐 1丁300g |
4.8g | 216Kcal | 油揚げ 1枚30g |
0.8g | 116Kcal |
| 納 豆 1食分30g |
3.2g | 58Kcal | コンニャク 1枚200g |
6.6g | 14Kcal |
| じゃがいも [生]中1個150g |
26.4g | 114Kcal | さつまいも [生]中1本200g |
63.0g | 264Kcal |
| 里いも [生]中1個50g |
9.9g | 45Kcal | ピーナッツ [乾]100g |
18.8g | 562Kcal |
各食品のGI値
| 食品名 | GI値 | 食品名 | GI値 | 食品名 | GI値 |
| ごはん[白米] 茶碗1杯150g |
84 | ごはん[玄米] 茶碗1杯150g |
56 | おかゆ 茶碗1杯200g |
57 |
| も ち 1個50g |
85 | 食パン 6枚切り1枚60g |
91 | ロールパン 1個30g |
83 |
| あんパン 1個80g |
95 | 全粒粉パン | 50 | そば [ゆでチルド]1玉160g |
54 |
| うどん [ゆでチルド]1玉200g |
85 | 中華麺 [ゆでチルド]1玉170g |
61 | スパゲティ [乾]1人前100g |
65 |
| カップラーメン [1食内容量75~135g] |
73 | そうめん・ひやむぎ [乾]1人前100g |
68 | 緑豆はるさめ [乾]1人前30g |
35 |
| コーンフレーク 1食分40g |
75 | オートミール 1食分40g |
55 | ビーフン [乾]1人前60g |
73 |
| ジャガイモ [生]M1個135g |
90 | サツマイモ [生]M1本200g |
55 | 里イモ [生]M1個50g |
64 |
| カボチャ 100g |
65 | ゴボウ 100g |
45 | トウモロコシ 100g |
70 |
| 玉ネギ・トマト 長ネギ・キャベツ ピーマン・タケノコ ナス・ブロッコリー 各100g |
25~30 | スイカ・バナナ パイナップル・ モモ・マンゴー ブドウ・メロン 各100g |
41~50 | リンゴ・キウイ・ ミカン・ナシ イチゴ・レモン グレープフルーツ 各100g |
31~37 |
| 牛 かたロース [国産牛]脂身付き |
46 | 牛 バラ [国産牛]脂身付き |
46 | 鶏 モモ 皮つき |
45 |
| バチマグロ [生] 赤身 |
22.8 | サーモントラウト[生] | 20.5 | ギンザケ [生] |
19.6 |
| 牛乳 [普通]1カップ200g |
6.6 | プレーンヨーグルト [全脂無糖]100g |
3.6 | プロセスチーズ 1枚20g |
5.675 |
| 木綿豆腐 1人前150g |
9.9 | 納豆 1パック45g |
7.5 | 魚肉ソーセージ | 11.5 |
糖質制限(低炭水化物)ダイエットについて
🟠 糖質制限(低炭水化物)ダイエットとは、米やパン・麺類・イモ類・果物などの糖質(炭水化物の主要成分)を多く含む食品を制限することで、 ダイエットする方法です。
🟠 糖質を制限すると、エネルギー不足を補うために脂肪組織の中性脂肪が燃焼されます。逆に、糖質が過剰になると余った糖質から中性脂肪が合成され、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられます。
さらに、糖質の増加で血糖値が上がることで「肥満ホルモン」と呼ばれるインスリンの分泌が促進され、中性脂肪の合成が加速します。
このことから糖質制限は、ダイエットに有効な方法とされています。
但し、糖質は人の健康を維持する上で重要な役割があり、急激な制限は避けるべきでしょう。
🟠 又、糖質は1gにつき、水3gとセットになっています。
つまり、1gの糖質を減らすと、トータルで体重が4g減ることになり、比較的短期間で 効果が出た(体重が減った)ように感じます。
しかし、制限をやめると逆に、糖質1gの摂取で4g増え、思っている以上に早く元の体重に戻ってしまいます。
さらに、糖質不足が続くと体は糖質をため込みやすい状態となり、リバウンドの可能性が高くなります。
糖質制限ダイエットのポイント
米やパン、麺類などの主食を減らす目安は、普段の半分とする。
糖質を減らした分、タンパク質と脂質を十分に摂取する。
※ 糖質を減らすことによるエネルギー不足、筋肉の衰え、集中力の低下などを防ぎます。
食物繊維をしっかりと摂取する。
※ 炭水化物は食物繊維を含むため、糖質制限 で摂取を控えると食物繊維が不足します。
朝・昼・夜 3食でバランス良く減らす。
※ 3食でバランス良く糖質制限することで、血糖値の上下動が抑えられ、太りにくい
状態を維持できます。


